神の代理人 (新潮文庫) (2012/10/29) 塩野 七生 商品詳細を見る |
【一言感想】
ちょっと久しぶりの塩野ルネサンスものです。ルネサンス期の法王4人を取り上げています。
いやまあなんというかかなり泥臭いですよ、法王なのに!(あ、最後のレオーネ十世だけはちがうかな?)
聖職者ではあるけど(建前はともかく実質は)一国の王で政教一致体勢なので戦争とかしまくってますよ。昨日の敵は今日の味方という混沌の欧州情勢が難しいわ~。
特にアレッサンドロ六世(ロドリーゴ・ボルジア。チェーザレの父親)の章がもう終始息詰まる展開!!このまま映画にしてもいいんじゃないかと思うスリリングさというか緊迫感でした。盲信って怖い・・・。