女妖記 (中公文庫) (2008/09) 西條 八十 商品詳細を見る |
【一言感想】
大正・昭和期の詩人・作詞家として有名な西條八十の自伝的小説です。
インテリ有名人が出会った様々な女性(主に芸者)との遍歴を描いたもので、いろいろ色っぽい感じのシーンが多いです。(直接的ではないですが)
しかしこんなに大勢の女性と(しかもおそらくこれでも一部)関係があったりなかったりしたつうのがすごいです(笑)。妾も普通に認知されてる時代ならではの性に対する緩さみたいなものが怖かったり面白かったりという感じです。
主人公の一人称で綴られていて心理的描写も面白く、読みやすかったです。