今頃になって読んでみたのですが、予想以上に面白かったです!!
ドラマ脚本家・原作者として有名な作家さんですが、今までこれっぽっちも興味がなくて読んだことがなかったんですが、題材が気になったのでアンリミで読んでみたところかなりの大当たりで!!
やはり実績のある作家さんは上手いなあ~と思いました。
源氏物語の世界にトリップしてしまった現代人の男性(22・フリーター)の一人称視点で語られるのですが、憎まれ役である弘徽殿女御側からみた物語はかなり新鮮で、こういう解釈もあるのかと面白く読めました。
源氏物語をある程度知っていないとその違いが判りにくいとは思いますが、「あさきゆめみし」を読んでいればOKというくらいです。
泣かせるシーンもけっこうあって、かなり読み応えのある物語でした!
2012年発行ということなので、ラノベの勃興期にこれを上梓したのだとすれば、さすがのトレンド感覚と言わざるを得ないと思います!